フェアリーシステムのアイデア

MURAの歴史に記述した通り上原村長は2011年3月11の東日本大震災の時に宮城県南三陸町で支援活動を行なっておりました。震災から1ヶ月半後には同町においてテントを並べた市場「復興市」が開設され、そこで使える地域通貨「タコ」が発行されました。

その取り組みをヒントにして、助け合いのネットワークを広げていくのに地域通貨の仕組みが使えるのではないか?と考え始めました。

 三陸町の地域通貨は支援する人がその地域の生産物を購入して支援することが主な目的で、はじめに通貨を購入してれる人がたくさんいればそこに小さな経済圏が産まれます。
 しかしこれだけでは支援する人とされる人に立場と役割が別れてしまい相互互助という部分が薄いのではないか?と上原は考えました。
 そこで「ボランティアを行なっている人にも報酬として、その地域通貨が渡せる仕組みがあればもっと地域の経済活動が活性化するのではないか?」と着想したのです。

その後に2014年1月から約半年に渡って参加費を原則無料とした寄付制の会員制映画上映会「地球の未来のための上映会」を開催し1000人以上の会員が集まったのですが、開催経費が常に寄付金を上回る状態が続き活動休止となってしまいました。
 その時はまだ独自の通貨は発行しておらず全てのお金のやりとりが法定通貨の日本円だったのですが、日本では寄付をするという行為が余り一般的ではなく毎回寄付金を集めるのに大変な苦労をしました。

 

 そこで2014年10月に「有機農家をサポートするためのオーガニック飲食店」というコンセプトで「かえもん学芸大学店」をオープンした時に、「スタッフは主にボランティアで運営」「ボランティア報酬として野菜を渡す」という画期的な仕組み「オーガニックお手伝いさんシステム」を実践してみたのです。

 

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